Cardiology

循環器科

Cardiology Info

循環器科のご案内

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医療の進化によって、動物たちの平均寿命も少しずつ長くなってきています。その結果、最近ではワンちゃん、ネコちゃんの心臓病は珍しい病気ではなくなりました。心臓病の恐ろしいところは、普段の様子は変わらず元気であっても、水面下で徐々に病気が進行している場合がある点です。元気なうちから健康診断を定期的に行い、適切に体調を管理していくことが大切です。

Doctor in Charge

担当医の紹介

磯貝 友見
経歴・資格
  • 日本獣医循環器学会 正会員
  • 麻布大学附属動物病院 循環器・呼吸器科 専科研修獣医師
Type of Illness

病気の種類

僧帽弁閉鎖不全症

中~高齢の小~中型犬に好発し、10歳以上の小型犬の30%以上が罹患しているとされています。心臓にある僧帽弁の弁膜の変性により、弁の閉鎖が不完全となることで左心房へ血液が逆流する疾患です。

肥大型心筋症

猫でみられることが多く、心臓の筋肉が肥大することで呼吸困難や頻呼吸、動脈血栓塞栓症による四肢の不全麻痺が生じる疾患です。

フィラリア症

蚊に刺されることによりイヌ科動物の肺動脈に犬糸状虫が寄生することにより発症します。猫に感染した場合には突然死することもあるため、注意が必要です。

Possible Treatment

当院でできる検査・治療

検査について

当院では、特に初回の診断時には心臓検査セットとして、心臓の超音波検査に加えて、胸部X線検査、血圧測定、心電図検査を実施し、総合的に心臓の状態について評価をすることをおすすめしています。高齢の心疾患の動物さんの治療の際には腎臓の状態に配慮するため、必要に応じて血液検査や腎臓の超音波検査もご提案しています。
心臓病による咳や呼吸困難が生じてからの対応はもちろん、動物さんの不調がご家族からみてわかるようになる前の段階で発見し、苦しい状態になるまでの時間を少しでも長くするということも重要です。心臓検査セットはご予約制になっておりますので、お気軽にお問い合わせください。

治療について

内服薬が必要な状態と判断した場合にはお薬を処方します。外科的な根治手術をご希望の場合には専門病院へご紹介いたします。

Attention

こんな症状は病気のサインかもしれません

咳をする
呼吸が早い、ハアハアと呼吸が荒い
じっとしている時間が長い
舌の色が悪い