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みどり動物病院グループ > 犬猫の認知症について 
2023.12.26
スタッフブログ
犬猫の認知症について 

みなさんわんちゃんやねこちゃんは何歳からシニアの仲間入りをすると思いますか?

シニア期は7歳頃からと言われていますが、実際に老化を感じるのは10歳頃からとされています。

人では高齢期に入ると病気やいろいろな原因によって、脳の細胞が死んでしまったり働きが悪くなったりして生活に様々な支障がでてきます。

これを認知機能不全(認知症)と言いますが、犬や猫でも同じです。

認知症になると一度できていたことが脳の障害によってできなくなります。

そして、犬と猫の認知症にも様々な症状があり6つに分類がされています。

 

①    見当識障害:時間や方向などの感覚が分からなくなってしまうこと(狭い所に入って出られなくなる)

②    周囲との関わり方の変化:名前を呼んでも反応しなくなる 

③    睡眠サイクルの変化:夜鳴き

④    学習行動の変化:排泄間違え(トイレの失敗)

⑤    活動の変化:ずっと歩き続けたり落ち着きがなくなったり、無目的な行動が増える

⑥    不安:不安で鳴き続けたり、散歩を嫌がるようになったりする

 

上記の変化でペットに当てはまるものいくつございますか?

問題行動だと思って叱ったりしていませんか?

シニア期に入るとこのような症状が出てくることは珍しいことではありません。

認知症は完治が難しいものですが、進行を遅らせて生活の質を上げてあげることはできます。

ワンちゃんが最期まで少しでもお家で快適に過ごせるよう、環境を整えてあげましょう!

 

そしてわんちゃんねこちゃんに病気がないか診察や検査などもとても大切になってきます。

認知症はなくすことは難しいですが、症状を少しでも緩和させてあげるためサプリメントなどもございます!

 

シニアのわんちゃんねこちゃんを飼っている方、うちの子こんな症状があって困っているなどございましたら、まずはお気軽にご相談ください。