こんにちは。
シニア期の排泄ケアは、年齢とともに変化する体調や生活環境に応じた工夫が求められます。
特に、シニア期にはオムツを使う場面が増えますが、その使い方を適切に理解しておくことが大切です。
今回はシニア期の排泄ケアに役立つ情報を紹介します。
1. シニア犬の排泄の特徴
シニア期では、足腰が弱くなり、通常の排泄姿勢を保つのが難しくなります。
特に、滑りやすい場所で排泄しようとすると転倒するリスクが高まります。
そのためペットシーツは滑りにくいものを選ぶことが重要です。例えば、人工芝や滑り止め付きのトレイを使用することで、転倒を防ぐことができます。
またペットシーツの色は白色を選ぶと、おしっこやうんちの色がわかりやすく、健康状態のチェックがしやすくなります。
2. 失禁の原因とオムツの選び方
シニア犬の失禁の原因は多岐にわたります。
環境の変化や視力の低下、病気による影響、運動機能の低下などが主な原因です。
例えば、認知症や膀胱炎、心疾患などがあると、排泄をコントロールするのが難しくなることがあります。
こうした場合、オムツを使うことでわんちゃんと飼い主さま、どちらの負担を軽減できます。
オムツを選ぶ際は、わんちゃんの体重や体型に合ったサイズを選ぶことが重要です。
通気性が良く、長時間使っても快適なオムツを選ぶと、わんちゃんが過ごしやすくなります。
例えば、エアホール付きのオムツは通気性がよく、長時間の使用でも蒸れにくいのでおすすめです。
3. オムツに慣れさせる方法
シニア犬がオムツを嫌がることもありますが、子犬のころからマナーウェアやオムツに慣れさせておくと、シニア期でもスムーズに使えることがあります。
オムツをつける際は、まずおやつやおもちゃを使ってポジティブな体験をさせましょう。
オムツをつけた後に楽しいお出かけやドライブをすることで、わんちゃんはオムツに対して抵抗感を持ちにくくなります。
4. シニア犬の排泄トラブルへの対応
シニア期では、排泄のコントロールが難しくなることがあります。
特に、寝たきりの状態になると、オムツの使用が必須となります。
オムツのメリットは、交換が簡単で汚れた範囲も限定的になることです。
一方で、長時間の使用には向かないため、こまめな交換が求められます。
シニア期の排泄ケアは、わんちゃんの生活の質を保つために重要です。
適切なオムツを選び、環境を整えることで、わんちゃんも飼い主さまも快適に過ごせるようになります。
排泄ケアに悩んでいる飼い主さまは、ぜひ試してみてください。
看護師 村上