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みどり動物病院グループ > 子犬の社会化について🐕️
2024.10.25
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子犬の社会化について🐕️

こんにちは。

動物看護師の木村です。

 

子犬って本当に何をしても可愛いですよね!

ただ座っているだけでも、歩いているだけでも、見ているだけで癒されます。

実は、そんな可愛い子犬にも「社会化期」と呼ばれる重要な時期があるのをご存知でしょうか?

この社会化期は生後1ヶ月から4ヶ月頃までで、柔軟にさまざまなことを吸収できる時期です。

この時期に多くの経験を積むことで、将来の性格や行動に大きな影響を与えると言われています。

例えば、家族以外の人からおやつをもらう経験をすることで「人が好きなワンちゃん」になりますし、同世代のワンちゃんたちと遊ぶことで挨拶や遊び方が上手な子に育ちます。

また、さまざまな状況に慣れていくことで、成犬になった時に苦手なものが少なくなり、日々の生活がより楽しくなるんです!

だからこそ、子犬が楽しみながらたくさんの良い刺激を受ける「社会化」を意識して行うことが大切です。

そして、その多くの経験の中でぜひ達成してほしい目標の一つが、「病院が好きになる」ということです。

動物病院のスタッフだからそう言うのではなく、病院はワンちゃんの健康を守るために欠かせない場所です。

 

年に一度の狂犬病ワクチンや混合ワクチン、フィラリア予防など、定期的に病院に通っていただくことが必要になります。

また、何か体調が悪くなった際にも来院することが多いです。

もし、病院が嫌いだと、来院するだけでストレスがかかり、体調を悪化させてしまう可能性もあります。

ご家族にとっても、病院へ連れて行くことが大変になることもあるでしょう。

だからこそ、子犬のうちから「病院好き」になってもらうための工夫をしていきましょう。

では、具体的にどうすれば病院を好きになってもらえるのでしょうか?

ここでは、3つの方法を紹介します。

 

1つ目は「おやつ」を活用することです。

おやつは社会化のトレーニングにおいて最も重要なアイテムです。

おやつに集中していると、注射なども気づかないまま終わってしまうことがあります。

もし気づいてしまっても、「おやつをもらえる」というポジティブな学習につながります。

緊張して普段のおやつを食べないこともあるので、特別なおやつを用意すると良いでしょう。

チーズやペースト状のおやつは受け入れやすく、お腹が空いている状態であればさらに効果的です!

この「おやつ作戦」は大人のワンちゃんや猫ちゃんにもおすすめです。

 

2つ目は「定期的に病院に通うこと」です。

予防接種や治療だけでなく、健康チェックのために月に一度来院して、おやつをもらって帰る習慣をつけましょう。

これにより、病院=嫌な場所というイメージを払拭し、早期の病気発見にもつながります。

当院では、子犬向けのしつけセミナーを受講された方に、1歳になるまでの月に1回の無料診察カードをお配りしていますので、気になる方はぜひスタッフまでお気軽にお声がけください。

 

3つ目は「パピークラスへの参加」です。

パピークラスでは、診察台に慣れるトレーニングや体を触られる練習、聴診器を当てられる練習などを行います。

さらに、「おすわり」や「伏せ」のトレーニング、甘咬みへの対処法もご家族と一緒に楽しく学ぶことができます。

 

子犬の社会化期は短いので、この貴重な時期を有効に活用して、将来のために準備をしていきましょう!

パピークラスは生後4ヶ月までの子犬が対象ですので、ぜひお早めにご検討ください🐾