概要

腎臓の内側の少し上の辺りに副腎と呼ばれる組織があります。副腎は中心部分の髄質とその周りの皮質という領域に区別されます。この皮質と呼ばれる場所からコルチゾールというホルモンが分泌されます。このホルモンが過剰に分泌される病気を副腎皮質機能亢進症(クッシング病)と言います。逆に、ホルモンの分泌ができなくなった状態を副腎皮質機能低下症(アジソン病)と言います。

症状

【副腎皮質機能亢進症】
水をたくさん飲む、おしっこの量が多い、皮膚が薄くなる、左右対称に体の毛が抜ける、皮膚が黒くなる、お腹が膨れる、眠ってばかりいる、などが見られます。進行すると糖尿病を併発したり、末期には発作などの神経症状が出たりすることもあります。主に6歳以上の成犬にみられることが多いです。

【副腎皮質機能低下症】
元気・食欲がなくなる、嘔吐、腹痛、下痢、体重減少などが見られます。

治療

主に薬物療法が主体となります。
副腎皮質機能低下症に関しては、あまり特徴的な症状がなく、外見からは判断がつきにくい病気です。放置しておくと緊急を要する状態になり兼ねませんので、少しでもおかしいと思われることがあれば、お早めにご来院下さい。