FAQ

膝蓋骨脱臼についてのFAQ

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Treatment

当院での治療にあたって

当院での治療についての特徴

基本的に一次病院の立場から、よりご家族様に近いところでご相談から治療、そして生涯に渡って脚の管理をし続けることができることが大きな特徴です。また、院内に理学療法設備を持ち、アメリカテネシー大学の犬の理学療法プログラム(CCRP)の認定を受けた獣医師・看護師が在籍しており、チームとして手術からリハビリまでワンストップでお世話をさせて頂いています。

1.診察・ご相談

まずは、通常の診察をお受けください。診察はどの施設でも問題ありません。

2.手術が必要な場合

手術予定日を決めて実施します。膝蓋骨脱臼の手術は本院(久米川病院)のみで実施しております。手術当日の午前中にご来院いただき入院の手続き、お昼の時間帯に手術を実施します。入院期間は5〜7日となります。入院期間中は、回復を早めるための適切な理学療法を細かく実施します。
手術が必要な膝蓋骨脱臼が左右両側に存在しても片足ずつ手術を行います。手術によって損傷した脚を支えるために、手術をしない脚が必要なためです。

3.経過観察が必要な場合

その膝蓋骨脱臼を放置しても将来的なリスクが少ないと判断された場合、内科的な治療、管理をおすすめしています。適切な管理についてのご説明をさせていただき、問題なく管理が出来ているかを定期検診で確認していきます。

4.理学療法が必要な場合

理学療法が適応となる場合は、CCRPの資格を持つ獣医師および看護師とリハビリを専門とするスタッフが協力して実施します。動物さんをお預かりして実施します。お預かり時間内に様々な施術、モダリティを組み合わせて効果的なプログラムを作成します。一般的には、週に1度から2度の来院となりますが、のこりはご自宅でできるリハビリテーションをお伝えします。

Faq

その他のよくあるご質問

Q

術後の入院期間はどれくらいでしょうか?

A

入院期間はおよそ5日から7日となります。これまでの実績において、7日を超えた入院をした子はおりません。

Q

入院中のリハビリはありますか、また、どのようなリハビリを実施していますか?

A

おもに、術創の疼痛・炎症の早期緩和を目的とした温熱療法と、術後の関節拘縮をふせぐための運動療法が主になります。

Q

入院中のフードはどのようにすればよいですか?

A

当院でもご用意はできますが、体調の管理の面からいつも食べ慣れた食事を与えるほうが、体には優しいと考えております。手作りやトッピングなどもご指示をいただけますと、可能な限り入院担当の看護師が対応させていただきます。

Q

退院後、通院でのリハビリはどのようなメニューですか?

A

リハビリの目標は、できるだけ早く正常に近い生活が可能となるようにすることとなりますが、手術を受けた動物さんによって課題が異なる場合があります。術後の評価を確認しながら、理学療法の専門スタッフ(CCRP;畠中・神沢)でプログラムを組む形となります。

Q

術後リハビリの通院期間と頻度は?

A

術後のリハビリについては、重症度によって通院期間が異なります。また通院頻度も同様に異なりますが、一般的には週に一度の通院で約2ヶ月間(8週間)でプログラムを組むことが多いです。2ヶ月後の状況により卒業となりますが、さらにリハビリを延長する場合もあれば、自宅で取り組むリハビリに移行する場合もあります。

Q

概算費用としてどれくらいか、手術費用(片脚(右)、両脚どちらの場合も)、入院費用(リハビリ含む)、退院後の通院・リハビリ料金について

A

手術費用は片足約30〜35万円です(入院日から退院日までの手術を含めた総額)。両足手術を行う場合は時期を改めて実施します。ハビリの費用は、 体重7kgまで、1回 6,000円、8回セット 37,000円となっています。1回のリハビリは、一度お預かりして実施し、お迎え時に実施した内容と評価、ご自宅での実施内容などをお伝えいたします。リハビリは、基本的に本院の久米川みどり動物病院でお受けしております。