概要

【免疫介在性溶血性貧血】
免疫介在性溶血性貧血は、自己の赤血球に対する抗体により赤血球が破壊され貧血を起こす病気です。自己免疫性、同種免疫性、薬物誘発性溶血性貧血に大別されます。
自己免疫性は、自己赤血球に対して自己抗体(抗赤血球抗体)が産生された結果、同種免疫性は抗赤血球同種抗体が存在する結果、また薬物誘発性は薬物に対する抗体と薬物の結合物(免疫複合体)、あるいは薬物により自己抗体の産生が誘導された結果、発症します。

症状

症状は基本的には急性の貧血に伴うもので、元気消失、食欲廃絶、可視粘膜蒼白、頻脈、呼吸速迫、心悸亢進などです。また、飲水量の増加や嘔吐を示す場合もあります。
黄疸を伴うことも多く、発熱や濃い黄色の尿をすることもあります。

治療

まずはステロイド剤を注射や内服で開始します。それでも反応が悪い場合には免疫抑制剤を内服したり、ヒト免疫グロブリン療法を行います。貧血が重度の場合には輸血を行います。また、再発を繰り返す場合には脾臓摘出術を検討する場合もあります。