皆さんこんにちは。
梅の花も咲き、春はすぐそばのはずなのに、びっくりするほど寒い日がありますね。
わんちゃん・猫ちゃんはいかがお過ごしですか?
さて、今日は「予防注射のお話」です。
予防注射なんて打たなくても大丈夫でしょ?
と思っている方はいませんか?
打たなくて病気にかからなかったのは、たまたま感染しなかっただけなのです。
病気に感染して苦しむ姿を見てから「あの時打っておけば…」と後悔するかもしれません。
皆さんは人間での予防注射で一番に連想されるのは“インフルエンザの予防注射”でしょうか。冬になって流行する前に、インフルエンザにかからないように、またかかっても重症化しないように打つ事をご存知だと思います。
実は、もう一つ大切な意味を持つことを
ご存知でしょうか。
それは「自分がインフルエンザにかかって、周囲に広めてしまう事を防ぐ」
「その病気をこれ以上流行させないように食い止める」という意味があります。
私が受験生の時は、私がかからないようにするだけでなく、家族全員で予防注射を打ちました。
今は9か月の子供がいますが、乳幼児にはインフルエンザの注射が打てなかったため、私達親が予防注射を打って予防しました。
わんちゃん・猫ちゃんの病気を予防するワクチンにも同じことが言えます。
ワクチン注射が、病気から大切な家族の命を守ります。
それと同時に、病気を流行させないように食い止める事ができます。
病気の中には、感染すると治療法もなく100%死亡するものや、人間にも感染して重症化する恐ろしいものもあります。
病原体に対する抵抗力が弱い若齢・高齢の動物さんはワクチンを打ちたくても打てずに病気の恐怖にさらされているかもしれません。
そこで周囲がワクチンを打って守る事が可能になるのです。
予防注射を打つことで、自分の家族だけでなく周りの家族も病気から守る事が出来るなんて、とっても素敵だと思いませんか?
予防注射で防げる病気にかかって苦しむ姿がなくなって欲しいと、当院スタッフ一同願っています。
P.S
人間のインフルエンザがフェレットさんにもうつってしまう為、当院のスタッフは予防注射を打っているんですよ♪