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みどり動物病院グループ > ノミ・ダニの予防って必要なの?(2014/04 バックナンバー)
2024.12.15
ノミ・ダニの予防って必要なの?(2014/04 バックナンバー)

皆さんこんにちは。

お花見されましたか?満開の桜は1年に1回の楽しみですよね♪

わんちゃんはお散歩中にいつもと違う春の景色にウキウキ、ねこちゃんはお部屋に差し込んだ陽だまりでのんびりお昼寝の季節ですね。

 

さて、今日は書くだけでかゆくなりそうな

「ノミ・マダニのお話」です。

 

お外は晴れてコートもいらないお散歩日和。

チューリップにちょうちょが飛んで…なんとも過ごしやすい気候です。

 

でも、何か忘れていませんか?

そう、「ノミ・マダニのお薬」です。

まだつけなくても大丈夫なんて思っているあなたは危険信号!

 

当院で聞こえた間違った飼い主さんの声をご紹介します。

 

「冬で寒かったし、まだ予防しなくて大丈夫」

ですって?

 

いいえ、気温が13度以上あればノミはどんどん増えていきます。

真冬でも、皆さんは暖房をつけて過ごすお部屋。設定温度を思い出してください。

いつ噛もうかと常に狙われていますよ。

 

「うちの子、お散歩しないし必要ないでしょ」

ですって?

 

とんでもない!!

ノミ・マダニは、動物さんのお散歩だけでついてしまうのではありません。飼い主さんが出かけた際に連れ込んでしまったり、ベランダから入り込んでしまったり。油断は禁物なのですよ。

 

「噛まれても、ちょっとかゆくなるぐらいでしょ」

ですって?

 

あぁ、とんでもない!

アレルギーをもつ動物さんは、1匹いるだけで大変な症状になりますし、ノミ・マダニは病気を感染する恐ろしい感染源にもなっています。

マダニにかまれて人間が死亡したSFTS(重症熱性血小板減少症候群)はご存じですか?

まだ詳しくわかっていませんが怖い病気をマダニは運んでいることが身近に感じられたのではないでしょうか。

 

わんちゃんのお散歩中に、糞を持ち帰るのは皆さんマナーとして当たり前ですよね?

では、ノミ・マダニがついた体でお散歩をしたあと、たくさんの卵や成虫を

落としたとしても、持ち帰らずそのままにしたら、どうなるでしょうか。

その後、同じ道を通った動物さんに寄生して、知らないうちに大変な思いをさせてしまうかもしれません。

 

そう、ノミ・マダニ予防をすることは、

「周りの動物さん達も一緒に予防する事」

つながるのです。

 

予防法にも、効果のあるものと、効果があまり期待できないものなど、いろいろあります。

当院で、一緒に、皆が幸せになる予防を始めませんか?