概要

発作とは突然起こる一時的な脳の機能障害です。てんかんは種々の病因に起因する慢性機能性の脳疾患であり、反復性の発作(てんかん発作)が起きるのが特徴です。
てんかんはその病因により、特発性てんかん、症候性てんかんに分類されます。
特発性てんかんは発作を引き起こす原因が脳の中にも脳以外にも認められないてんかんで、犬で最も一般に認められます。症候性てんかんは、脳の病変などの原因が明らかなてんかんです。
発作を起こすてんかん以外の原因は、中毒、代謝性疾患、心疾患、感染などがあります。

症状

発作は、感覚異常、幻覚、視覚障害、幻聴などから意識障害を伴うもの、全身の筋肉が痙攣するものまで多岐にわたります。10分以上発作が持続する場合には重責といい、直ちに治療が必要な状態です。重責を放置すると重篤な脳損傷あるいは死に至る可能性があります。

治療

通常、特発性てんかんであれば3ヵ月に2回以上の頻度で発作を生じる場合に治療を開始します。てんかんの最も一般的な治療は抗てんかん薬療法です。一般に発作頻度が治療開始前の50%以下に抑制できれば治療成功となります。
症候性てんかんの治療は、病因に合わせて様々で、手術や放射線療法、抗てんかん薬療法などの組み合わせとなります。